上品な甘さとまろやかなコク「ミルクティどぶろく」

上品な甘さとまろやかなコク「ミルクティどぶろく」

2021/12/03

こんにちは、WAKAZEの有園です。

いよいよ2021年も残りわずか。
クリスマスや年末年始など、イベント盛り沢山な12月におすすめなお酒ができました。

今回は「三軒茶屋のどぶろく ミルクティー」について、三軒茶屋醸造所の杜氏・戸田から魅力をお話いたします!


ーミルクティどぶろく、聞いただけで美味しそうです!これまでも茶葉を使用したSAKE造りは行ってきましたが、今回紅茶を採用した背景を教えてください。

何度か茶葉を使ったSAKE造りは行ってきましたが、実はどぶろくに茶葉を使うのは今回がはじめてなんです!香りづけという役割のみでなく、味わいの面で茶葉を取り入れることにチャレンジしました。

茶葉をどぶろくに取り入れるに当たってモチーフにしたのは「ミルクティー」です。どぶろく本来の特徴として持つ酸味や甘みに、紅茶の渋みを加えることで、コクのある味わいを目指しました。ミルクティーは、ミルキーさと紅茶のコク(渋味)のバランスが重要です。実際にミルクと一緒に飲み比べをした中から、一番コクのあるアッサム品種の紅茶を使うことに決めました。

ーなるほど。茶葉を香りづけとしてではなく、味わいの苦味に取り入れたということですね。造りの過程で工夫した点についても教えてください!

まずは素材と素材の入れ方に関する工夫です。今回使った副原料は、オーツミルク・紅茶・ブランデー・バターの4つ。豆乳、オーツミルク、アーモンドミルクなどを飲み比べた結果、一番ミルク感が分かりやすいオーツミルクを使うことにしました。

牛乳などの動物性ミルクだと、脂肪分が多く酸化したときネガティブな香りがでる危険性や、カゼインが凝固する心配があったため、今回は植物性のミルクの中から選びました。また、紅茶は水ではなくオーツミルクのみで煮出す方法を採用。さらにそれを急冷してから醪に加えることで、コクとほどよい渋味を出しました。

もうひとつ、ナポレオンも愛したと云われる「ティーロワイヤル」から着想を得た工夫についてもお話します。「ティーロワイヤル」とは、ティースプーンに置いた角砂糖にブランデーを染みこませ、火でアルコールを飛ばしたものを紅茶に混ぜ、香りを紅茶に付けたものを指します。今回はそれを模して、造りの過程で焦がしバターの香りを溶かし込んだブランデーを醪へ。

ブランデーはナポレオンの故郷であり、WAKAZEの縁の地でもあるフランス産の中から、特にブドウの香りが分かりやすい「OTARD」というコニャックを使いました。この過程を経たことで、紅茶×オーツミルクの濃厚さに加え、艶やかな香りを持たせることを意識しました。

ーオーツミルクで煮出した紅茶に、焦しバターの香りを溶かし込んだコニャックを加えることで、コクを活かした上品な味わいを目指したんですね。完成したお酒はどんな味になりましたか?

紅茶のコクとオーツミルクのミルキーさがバランスよく残ったことで、上品で甘渋な味わいになりました。実は火入れ前の状態では酸味が強かったのですが、少し時間を置いて落ち着かせることで味わいがまろやかに変化しました。

前回造ったかぼちゃどぶろくが甘旨だとすると、今回のミルクティーどぶろくは、綺麗な甘さといった印象です。後味にほのかに残る紅茶感もぜひ楽しんでいただきたいです!家族・友人と楽しく過ごすシーンではもちろん、慌ただしい年の瀬にほっと一息つきたいシーンを添えるお酒として手に取ってもらえると嬉しいです。

 ー最後に、おすすめの飲み方や食べ合わせも教えてください!

綺麗な甘さを楽しみたいなら冷やして、よりミルキーさを感じたい場合は温めるのがおすすめです。バターを使ったお菓子は全般的に相性が良いのですが、特にフィナンシェとの相性が良いのでぜひ試してみてください!バター香る生地にミルクティーどぶろくの味が染み渡り、口の中に残る余韻が心地良いですよ。

意外と料理との組み合わせもしやすく、バターチキンカレーやキーマカレーなどのスパイスが効いた料理や、ポテトサラダ、ビーフシチューなどともお楽しみいただけるかと思います。

いかがでしたか。
今回はこれからの季節にぴったりなミルクティーどぶろくの魅力についてご紹介しました。
さまざまなシーンでお楽しみいただけるお酒なので、みなさんのおすすめの食べ合わせ・飲み合わせもぜひ教えてくださいね!

 

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