【パリとWAKAZE】VOL.1 マルシェ・ド・ノエルとWAKAZEのSAKÉ

【パリとWAKAZE】VOL.1 マルシェ・ド・ノエルとWAKAZEのSAKÉ

2022/01/29

最終更新日:2022/01/29

“ニュースタンダードな酒を作る”。そんな哲学を掲げるWAKAZEの本拠地はトレンドと伝統入り混じるパリの外れにありました。異国情緒溢れる四季折々の豊かな香りのラインナップに、文化の交わるユニークなイベントギミック。パリジャンたちを魅了するニュースタンダードなsakéについて、フランス在住の筆者が現場からお届けします!

クリスマスの風物詩“マルシェ・ド・ノエル(Marché de Noël)”。
この時期フランスでは、“マルシェ・ド・ノエル”と呼ばれるクリスマスマーケットが軒を連ね始めます。

ホットワインやラクレット、カヌレにマカロンなど、美味しそうな匂いと暖かな雰囲気に包まれるこのイベントは、おじいちゃんから小さな子供までフランスの人々がが心待ちにする冬の楽しい催しです。

そんなマルシェ・ド・ノエルにWAKAZEも参戦とのニュースをキャッチ。
フランスのクリスマスイベントで酒?中々不思議な組み合わせは、果たしてパリジャンたちに受け入れられるのか?気になるところ。

■ラ・デファンスのマルシェドノエル
因みにパリにはマルシェ・ド・ノエルの名所がいくつかあります。

チュイルリー公園やノートルダム大聖堂、モンマルトルに加え、ラ・デファンスもマルシェ・ド・ノエルの名所の1つ。今回WAKAZEが出店するのはこのラ・デファンスのマルシェ・ド・ノエルでした。

ラ・デファンスはパリのビジネス街と呼ばれる高層ビルの連なる副都心エリアです。近代的な新凱旋門ふもとの大会場で開催されるマルシェ・ド・ノエルは、なんとパリ最大級の規模なんだとか。

ワクチンパスを提示してから入り口を抜けるとそこはもうクリスマスの世界!日本でこの規模この雰囲気は中々難しいものがありそう。さすが本場のマルシェドノエル…圧巻です。各ブースには職人によるハンドメイドの民芸品やニット素材の暖かな衣類、フランス各地の美味しいものがずらり。その他にも世界各国のインターナショナルなフードやプロダクトが豊富に揃いグローバルな雰囲気が漂います。

■熱燗片手にマルシェ・ド・ノエル

WAKAZEのブースでは通常の日本酒販売はもちろん、ホリデーシーズンに向けた「YUZU スパークリング」と「熱燗」が提供されていました。

寒い中のイベントってどうしても暖かいものを飲みたくなるもの。通常マルシェ・ド・ノエルといえばホットチョコレートかホットワインがお約束なのですが、そこで出されるアツアツの熱燗です。日本人の私には感動もの…!と思っていたのですが、感動していたのは私だけではなくパリジャンたちも同じだった様子。

日本酒は常温から冷たいってイメージがここフランスでは大多数です。そんな中での熱燗ですから、ビジュアル的にも面白かったみたいですね。だって酒から湯気が立ち上っているんですから。「今まで飲んだことのない味」「米の香りがする」「アルコールも強いので体が温まる」などなど、興奮気味のパリジャンたちの感想は様々でした。

今回のイベントを通して改めて思ったことは「酒に興味があるフランスの人って結構多い」ということ。全ての人が積極的に購入するわけではないのですが、ブースを通り過ぎる時に「saké!」と言う声が頻繁に聞こえてきたり、フランスの食事にあう飲み方やフードの選び方を、それぞれが考えながら試飲している様子は見ていてほっこり。

でもね、フランスの人々が熱燗片手にパリ最大規模のマルシェ・ド・ノエルを楽しむ様は、日本人として中々壮観なものでした。来年のこの季節には、更なる熱燗ラバーが増えているかも??なんて思ったりもするのです。

【event Info】
■LE MARCHÉ DE NOËL DE PARIS LA DÉFENSE
11/25-12/29
Parv. de l'arche, 92800 Puteaux

 

Text by Mei Fujita
藤田芽生 / 編集者、ライター、コピーライター
1990年生まれ。ファッションカルチャー誌での編集経験の後ベルリンへ。その後パリへ渡り、現在はフランスのアヌシーを拠点にフリーのライター、コピーライターとして活動。ファッション、カルチャー、ライフスタイル、ワインなど幅広いテーマについて執筆中。

 

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