甘“酒”なのにノンアルコール?米麹と酒粕

甘“酒”なのにノンアルコール?米麹と酒粕

2020/12/02

こんにちは!
WAKAZEで学生インターンをしております、ayanoと申します。
今回は、甚だ僭越ながら「甘酒」の魅力についてご紹介します!

1.甘酒について
2.お酒による深いコク!酒粕甘酒の魅力
3.まるで飲む点滴!?米麹甘酒の魅力

甘酒

1.甘酒について

「甘酒」というと、みなさんどんなイメージをお持ちでしょうか。
お正月に参道で飲む、独特の香りの暖かいとろっとした白い飲み物、そんなイメージをお持ちの方も多いと思います。

甘酒。“酒”と名前にありますが、アルコールを含まない「ノンアルコール」もあり、お米の優しい甘さが魅力の飲み物です。

最近では、テレビなどで取り上げられることも多く注目を集めていますね。
実は
日本では長年親しまれてきた飲み物なのです。

その起源は遡ること3世紀!「日本書紀」に当時即位していた応神天皇に献じたと記されています。

江戸時代になると庶民の間でも親しまれるように。
夏の暑い日、京都や大阪などの都心で「甘酒売り」が出回り、夏バテ対策として飲まれるようになったそうです。

そんな背景から甘酒の季語は夏だったりします。(お正月のイメージとは真逆ですね!)

こうして長年日本の食卓を彩ってきた甘酒。

そんな甘酒には「酒粕甘酒」「米麹甘酒」の2種類があることご存知でしょうか。
どちらもお米からできていますが、製造法や栄養価、また味まで大きく異なるのです。

今回はその2種類の甘酒について、それぞれの魅力をご紹介します。

私自身、半年前までは全く知らない世界でした。今回は、それぞれの甘酒を初めて知る!という方にもわかりやすくご案内できたらなと思います!


2.お酒による深いコク!酒粕甘酒の魅力

酒粕甘酒とは、その名の通り「酒粕」からできた甘酒です。
具体的には、酒粕をお湯で溶かして砂糖を加えることで作られています。

この「酒粕」は日本酒の製造過程で生まれます。

日本酒の原料である「米、米麹、水」を発酵させてできた「醪(もろみ)」を搾った結果、搾りかすとして分離されて残ったものが酒粕なのです。(搾った液体が、日本酒となります)
昔は、酒蔵さんが日本酒造りの副産物として余った酒粕を溶かし、甘酒を作って売っていたとか。

どぶろくを濾す工程=上槽の様子

もろみを濾す工程=上槽の様子。三軒茶屋醸造所では小分けにして袋にいれて、布の繊維を利用して濾してゆき透明なお酒に仕上げていきます。

日本酒のもととなる「もろみ」はアルコール発酵をしているので、それを搾った酒粕甘酒は、特別な処理をしていない限り1%ほどのアルコールが含まれています。(甘酒というと、ノンアルコールのイメージが強いですが、酒粕甘酒は小さいお子さんには要注意です...!)

そしてこの酒粕、非常に栄養価が高いのです。

中でも最近注目されているのが「レジスタントプロテイン」というたんぱく質。
食物繊維と同じ(またはそれ以上!)生理機能をしてくれるたんぱく質で、摂取した食べ物の油を吸着して排出することで、油の吸収を抑制してくれます。胃もたれには最適ですね!

そんな酒粕甘酒の気になるお味ですが、お酒による深いコクと香り高い風味が特徴です。主な原料となる酒粕自体は甘みがないので、砂糖を加えて甘さを加えるのが一般的です。

最近では飲みやすくするために生姜やレモン汁などを加えたレシピも人気が高まっているとか...!

酒粕をスーパーなどで購入すれば、お家でも手軽に作れてしまう甘酒です。自分のアレンジレシピを作ってみてはいかがでしょうか?


3.まるで飲む点滴!?米麹甘酒の魅力

対して米麹甘酒は、お米と米麹で造られた甘酒です。

お米と米麹にお湯を加え、一晩寝かせることで麹菌の酵素が働きます。
この酵素の力でお米のでんぷんを分解し糖化させてできたのが米麹甘酒なのです。

麹米

お米を糖化させて甘みを引き出すことで、砂糖など一切加えることなく、麹由来の自然な甘さが楽しめます。

また、酒粕甘酒と違いアルコール発酵は行われないため、ノンアルコールなのも米麹甘酒の魅力。授乳中の方や小さい子供も飲むことができます!

無添加製造で完全ノンシュガー、ノンアルコールを楽しめるのが米麹甘酒なのです。

ちなみによくお正月に神社で振舞ってくださる甘酒は、こちらの米麹甘酒がほとんどです。

そしてこの米麹甘酒、「飲む点滴」と言われるほど身体に良いと言われています。

主な理由としては、「ブドウ糖」が手軽に吸収できるからです。
ブドウ糖は、糖化(お米のでんぷんを分解する)によって生みだされるエネルギーで、疲労回復の効果が期待できます。

また、食物繊維やビタミン類(B1、B2、B6)、アミノ酸が豊富に含まれており、血行と代謝を促進させる効果が期待できるとか。
さらにはお米からできているだけあり、炭水化物が多く含まれており、腹持ち効果も!

甘酒

少し飲むだけで手軽に栄養分が摂取できる米麹甘酒。忙しい朝のご飯代わりや仕事合間の休憩時間など、スキマ時間に飲むのにぴったりですね。

そんな栄養豊富な米麹甘酒ですが、その味の決め手は麹にあります。
多くの甘酒では、甘みをだす力が強い「黄麹」が使われることが多く、麹とお米の優しい甘さが特徴です。

WAKAZEでは「白麹」を使った甘酒をつくっています。
この白麹甘酒ですが、びっくりするほどさっぱりしているのです。
(麹について詳しくはこちら▷白麹って何?魅惑の麹菌に迫る!

それもそのはず。
甘みある黄麹に比べると、白麹はかなり酸味があるため、お米と合わせることで甘酸っぱく仕上がるのです。

甘酒のドロドロとした甘ったるさがちょっと苦手、、という方は、白麹甘酒がおすすめです!

▼過去に販売していた白麹を使った米麹甘酒

甘酒SOYOKAZE

▼現在販売中の商品はこちら
https://www.wakaze-store.com/collections

 



Text by Ayano
経済学部4年生。大学生活の2年間は仏西海岸の港町でのんびり過ごし、現在はWAKAZEで学生インターンとして社会人前の修行中…!日本酒の奥深い世界に圧倒されつつ、その果てしない魅力に日々刺激を受ける。
趣味はピアノを弾くこと、音楽鑑賞、美味しいもの巡り。